雨森信 (Breaker Projectディレクター )メッセージ
助成申請の経緯
Breaker Projectのような小さな活動にとっては、助成金申請は経済的な側面が第一にあることは言うまでもありませんが、新たに設立された「おおさか創造千島財団」が拠点である北加賀屋という場所に限定せずに、大阪の芸術文化を支援していくこと、創造環境整備ということなどを掲げられていたことに共感したこと、北加賀屋は私たちの活動エリアである西成区とも隣接してい近い存在であり、大阪における緩やかなネットワークが形成されていくことができればと申請したように記憶しています。
初めて北加賀屋を訪れたときの印象
初めて伺ったのは、2005年のNAMURA ART MEETINGだったと記憶しています。その後、新たなスペースが次々に生まれて、エリアとして広がっていると感じます。千鳥文化など、気軽に立ち寄れるカフェができたことも、北加賀屋の印象が変わった大きな要因になっていると思います。
助成は、プロジェクトのクリエイションにどのような影響を与えましたか?
Breaker Projectにおいて、空き家や空き店舗などを活用した創造活動拠点の創出に取り組もうとしていた時ですので、助成金の使途として、場所を整備するための改装費や修繕費が認められていたことは非常にありがたく、他の助成金ではなかなか着手することが難しい拠点づくりを後押ししていただきました。
これからの千島/北加賀屋に期待すること
大阪のアートマップがあるといいなとずっと思っています。webベースでもいいと思いますし、各地域のオルタナティブなスペースや活動も概観でき、個別にもリンクしていけるような媒体があるとありがたいです。