ヤノベケンジ(現代美術作家) メッセージ

初めて北加賀屋を訪れたときの印象と今の北加賀屋の印象は変わりましたか?

水都大阪2009の準備で来たのがおそらく最初です。造船所跡地の巨大な空間に圧倒され、非常に魅了的な場所だと感じました。そこで制作させていただけたアート船《ラッキードラゴン》も実現でき、今までの制作場所の中でも指折りの良い環境を与えてもらいました。その後MASKも始まり、昔は日本の産業を支える場所、今は日本のアートを支える場所になっていると思います。

千島のサポートは、ご自身のクリエイション・制作活動にどのような影響を与えましたか?

MASKで作品を保管・展示させていただくようになり、あの巨大な場所が自分の作品スケールをいい意味でアンリミテッドにしてくれました。構想段階から大きいスケールで考えられるのは、MASKの環境なくしてはあり得なかったと思います。

これからの千島/北加賀屋に期待していること

大阪で生まれ育った自分としては、この街がクリエイティブなエネルギーに満ちることは大変うれしいことです。千島が行っているのは、大阪にエネルギーを注ぐ行為であり、未来を創るきっかけになっていると思います。これからも続けていただき、世界中からアーティストやクリエイターが集まる街にしていって欲しいです。

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