2021年度公募助成 選考結果のお知らせ

2021年度助成選考結果を当財団HPにて公開しました。

詳細は「過去の助成事業」をご覧ください。

|総評|

2021年度公募助成に対しては、「創造活動助成for U30」は11件、「スペース助成」は6件、計17件の申請があり、前年に比べて、申請件数は減少しました。

「創造活動助成for U30」の選考では、大阪で活動する若手育成という趣旨のもと、「独創性」「実現性」「波及効果」「助成の必要性」の観点から審査を行い、3件を選出しました。また、「スペース助成」の選考では、「大阪の創造環境整備への貢献度」「独創性」「実現性」「波及効果」「助成の必要性」の観点に、造船所跡地というスペースの魅力を引き出す実験的な活動かを加味して審査を行い、1件を選出しました。

前年に続き、大阪府外からの申請が半数を超え、申請分野は、舞台芸術の申請が多かった一方で、美術からの申請が少ないのが残念という意見がありました。また、新型コロナウイルス感染症が拡大する状況についてそれぞれ真剣に向き合う姿勢が申請書の中でも目立ち、結果的には屋外で行う企画の採択につながりました。

今年度は若い世代からの申請が増加したものの、活動資料が極端に少なかったり、書類の書き方にあいまいな部分があったりするものが多く見られました。最低限の情報は必要ですが、審査では「きちんと書けているか」よりは申請者の熱意が伝わる部分を見ますので、当財団の開催する相談会等を活用しながら、そのバランス感覚を身に着けてもらいたいと思います。