2017年度公募助成選考結果について
2017年度公募助成選考結果を当財団HPにて公開しました。
詳細は「過去の助成事業」をご覧ください。
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2017年度公募助成に対しては、「創造活動助成」は74件、「スペース助成」は21件、計95件の申請がありました。今回は特定のジャンルに分類できない複合的な申請活動の割合が増え、また活動形態も展示・公演などイベント型活動から、複数のプログラムから成るプロジェクト型活動、ワークショップやリサーチ、アーカイブなど多岐にわたり、申請内容の多様化が感じられました。
「創造活動助成」の選考では、「大阪の創造環境整備への貢献度」「独創性」「実現性」「波及効果」「助成の必要性」の5つの観点から審査を行い、10件を選出しました。子育て、福祉、触覚、震災の記憶などのテーマにクリエイティブな切り口でアプローチする活動、ニッチな領域に取り組む活動、更なるステップアップを応援したいアーティストの活動などを、現在の大阪の創造環境を鑑み必要と思われる要素を考慮して決定しました。10件のうち4件は2回目の助成となりますが、いずれも前回助成時の活動から更なる発展の可能性が期待できることから採択となりました。
「スペース助成」の選考では、上記の視点に、造船所跡地というスペースの特殊性を活かす企画かどうかを加味して審査を行い、2年連続助成(2年目)の1件に加えて新たに3件を選出しました。今回は奇しくも全案件がBLACK CHAMBERを利用する活動となりましたが、選出理由は、新たな音楽表現への挑戦、大阪での初めての活動の支援、滞在制作による新作の創出など、それぞれ違う観点から評価されたものです。 各活動がこのスペースの新たな使い方や潜在的な可能性を発掘・提示し、かつ大阪のアートシーンに一石を投じることを期待しています。
なお、今回の募集に際し、助成申請に関する個別相談会を実施したところ、反響が大きかったため、2017年度は相談会の回数を増やし、7月頃から開催する予定です。日程が決まりましたら当財団ウェブサイトやSNSにてお知らせいたします。