活動内容／採択理由

大阪出身の若手ドキュメンタリー映画監督が新作製作のためにメキシコで行う活動。当財団では助成実績の少ない映画分野での注目クリエイターを支援。
メキシコ・カユタン半島に点在するセノーテ（水中洞窟）とその周辺のマヤのコミュニティを中心に、彼らの神話もしくは雨を降らせるために生贄になった女性や子供達の意識を主軸として、人間が持つ集団的な記憶を探求。
その後、2019年には愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品『セノーテ』として公開。ロッテルダム国際映画祭2020、山形国際ドキュメンタリー映画祭2019に正式出品し、第1回大島渚賞を受賞。