大阪にあったハンセン病療養所-外島保養院の記録と継承-

申請者 木村直 #創造活動助成 for U30
展示風景「造形思考1-現在の手ざわり- Creative Thinking 1: A Modern Touch」(東京造形大学付属美術館/東京) 2023年 作品タイトル「この松林は誰のためにあるのだろうか」より
展示風景「T3 PHOTO FESTIVAL STUDENT PROJECT グランプリ受賞記念展2021『みちしるべ 2016-2020 -国立ハンセン病療養所の記録と継承-』(72gallery/東京)2022年 作品タイトル「みちしるべ 2016-2020 -国立ハンセン病療養所の記録と継承-」より
展示風景「第9回500m美術館賞入選展」 (500m美術館/北海道) 2022年 作品タイトル「この森で誰かが生活をしていた」より
展示風景「第9回500m美術館賞入選展」 (500m美術館/北海道) 2022年 作品タイトル「らい園に美談などあるものか あらいでかというもの あなたもベロニカ」

活動内容/採択理由

埼玉県を拠点に、全国のハンセン病療養所の記録と継承をテーマに制作活動を行う申請者が、大阪市西淀川区にかつてあった外島保養院の現在の状況を記録した作品群による展覧会を大阪市内で開催する。大阪におけるハンセン病問題という視座を提供する社会的意義、並びに本企画における助成の必要性に鑑み、採択する。

申請者プロフィール

1998年生まれ。神奈川県出身。「生活の場としてのハンセン病療養所の記録と継承」を主軸に、写真・映像・インスタレーションを用いて制作活動を行う。2歳ごろから両親に連れられ、国立療養所沖縄愛楽園(ハンセン病療養所)に訪れる。二十歳の頃に国立療養所松丘保養園(ハンセン病療養所)に訪れ、現在は松丘保養園の内と外を繋ぐ理念の元、『ばっけ通信』(ふきのとうの会)の編集長も行なっている。