REMA《異物:砂の女》

#アート作品
 
 
 

本作品はタイトルにも記されている通り、粒子径1mm 以下の砂の集合によって作られています。 固体でありながら流体でもある砂が、‘凝固され―掘り出され―積み上げられる’ ことで、眼前の彫刻として立ち現れます。

 流動的なものを凝固させる。凝固した物体は固体と言えるでしょうか。いや、本質的にまだ流体のままなのでしょう。その上で変質し固定されたイメージのなかに視える流動的なコアこそ本質だと、そう考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、自分を誇示したいわけではない私が自分のイメージを、膨大な工程をかけて作りながら思うのです。表象からその中身へ、中身から再び表象を構築した意思を彷徨う中で、砂でつくられた表象は装いや女性のフォルムを越えた’根源的な私’なのかもしれないと。

制作協力: FES株式会社

title/FOREIGINMATTER:Sandinwoman

Woman is simultaneously a representation, a spectacle per excellence, an image intended to fascinate, to attract the gaze, while still an enigma, the unrepresentable, that which a priori eludes the gaze. She is all surface, lacking any depth, and the unfathomable abyss.

*The Indivisible Remainder: An Essay on Schelling and Related Matters

OUTLINE

ジャンル
パブリックアート
所在地
北加賀屋Map
Webサイト
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SNS
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