Artist in Residence program in Paris 2025/2026 選考結果のお知らせ
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当財団とヴィラ九条山が、アンスティチュ・フランセ、シテ・アンテルナショナル・デザール、京都芸術センターと連携して実施するレジデンスプログラム「Artist in Residence program in Paris 2025/2026」の採択者が決定しました。
京都を拠点に活動する美術家・林智子が、2026年1月より3カ月間フランス・パリに滞在します。
林は、人間の意識や記憶もまた、生成しつづける自然の一部と捉え、その働きと物理的な自然環境との関係性を探るインスタレーションを制作しています。本レジデンスでは、パリの都市下に眠る湿地の記憶や無意識のレイヤーに触れるプロジェクトに取り組む予定です。
関西を拠点として活動し、海外での活動意欲を持つアーティストやクリエイター等が、フランスの文化・社会・芸術シーンに触れながら創造活動に新たな展開を切り開く契機を創出するという趣旨のもと、「パリ、もしくはパリを拠点としてフランス国内で活動する意義がある申請内容である」「これから国外に向けて活動を展開させたいと考えている」「海外での制作やレジデンス経験が浅い」の観点から審査を行い、選出しました。
林智子 Tomoko Hayashi

美術家
1980年生まれ。京都在住。
人間の意識や記憶もまた、生成しつづける自然の一部と捉え、その働きと物理的な自然環境との関係性を探るインスタレーションを制作。詩と科学、身体性と無意識の境界を往還しながら、フィールドワークをもとに、鑑賞者の言葉以前の感性を呼び覚ますことを試みる。これまでにヴィクトリア&アルバート美術館(ロンドン)、国立国際美術館(大阪)、京都芸術センターなどで作品を発表。近年の個展に2021年《Reweaving the Rainbow》、2024年《そして、世界は泥である》。本レジデンスでは、パリの都市下に眠る湿地の記憶や無意識のレイヤーに触れるプロジェクトに取り組む予定。
AIR Program in Paris について
Artist in Residence program in Paris 2024/2025は、主催機関のおおさか創造千島財団とヴィラ九条山(京都)が、アンスティチュ・フランセ、シテ・アンテルナショナル・デザール、京都芸術センターと連携して開催する二国間レジデンスプログラムです。本プログラムは、関西地方を拠点に活動しているアーティスト、リサーチャー、キュレーター1名を対象に、フランスの文化・社会・芸術シーンに触れながら活動を展開していくための支援をしています。
選出者は、上記の文化機関のサポートを受け、パリ中心部のシテ・アンテルナショナル・デザール内のスタジオで3ヶ月間のリサーチおよび制作レジデンスを行います。