2018年度公募助成選考結果について

2018年度公募助成選考結果を当財団HPにて公開しました。

詳細は「過去の助成事業」をご覧ください。

| 総評 |

2018年度公募助成に対しては、「創造活動助成」は78件、「スペース助成」は18件、計96件の申請がありました。美術、舞台芸術などのいわゆる芸術文化活動から、そういったジャンルの枠には納まらないユニークな取り組みまで、多彩な申請が寄せられました。

「創造活動助成」の選考では、「大阪の創造環境整備への貢献度」「独創性」「実現性」「波及効果」「助成の必要性」の5つの観点から審査を行い、10件を選出しました。アーティスト個人の制作活動、個人発の創造拠点をつくる動き、さまざまな社会課題に向き合う企画など、その内容は多岐にわたりますが、活動の質の高さだけではなく、当財団の助成の必然性や支援のタイミングなどを熟慮した上で決定したものです。

「スペース助成」の選考では、上記の観点に、造船所跡地というスペースの特殊性を活かす企画かどうかを加味して審査を行い、3件を選出しました。今回は全案件が大阪府外の団体による活動となりましたが、他地域からの新たな視点でこのスペースの潜在的な魅力を引き出し、大阪のアートシーンに一石を投じることを期待しています。

※スペース助成で採択した3件のうち、1件は活動中止により助成をとりやめました(2018/06/04更新)。